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著書のご紹介

『広岡式こころの病の治し方』(2006年日経BP社)

著者 : 広岡清伸
発行:日経BP社 2006年

<本のご紹介>

著者の独自理論で、心の病を「不安の積み木」が限界を超えた状態と捉え、うつ病のタイプや新型うつをスペクトラムで理解し、回復につなげる方法をまとめた一冊。

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『広岡式心の病の治し方』は、著者が長年の臨床経験から構築してきた独自の精神療法の体系を初めて包括的に示した一冊です。本書で提示された核心的な概念や治療法は、その後の著書でも一貫して継承され、発展を続けています。

 

著者は心の病を、不条理な人間社会を生き抜いてきた証として捉えています。生存不安を根底として、さまざまなストレス源によって積み重なった「不安の積み木」が、心の病発症の限界線を越えると発症するという臨床的体系を確立しました。この限界線には個人差があり、治療目標は不安の積み木がその限界線を越えないようにすることと、ストレスに対する耐性を高めること、そして限界線をしなやかにすることです。

 

本書の特徴の一つは、大うつ病を2つの発症ルートで説明している点です。精神疲労を起こしたうつ病(情緒安定型)と、否定的感情が強まったうつ病(情緒不安定型)に分け、それぞれ異なる薬物療法や精神療法が必要であることを解説しています。後者は神経症性うつ病から大うつ病へと症状が悪化していきます。著者は最近、この2つの型を明確に区別するのではなく、スペクトラム(特性が連続的でグラデーションのように多様であること)として捉える視点も重視しています。

 

また、いわゆる「新型うつ病」(逃避型うつ病、未熟型うつ病、ディスチミア親和性うつ病、現代型うつ病など)について、従来の「点」としてカテゴリー化する見方に対し、著者はこれらを「線」として捉えています。すなわち、大うつ病に至る発症過程の症状として統一的に理解することで、より適切な治療が可能になると説いています。

 

本書で初めて提示された「肯定的体験療法」は、著者の精神療法の中核をなす概念であり、その後の著書でも一貫して継承され、さらなる発展を遂げています。

 

※本書は絶版ですが、古書店やオンライン書店で入手可能です。

『広岡式こころの病の治し方』(2006年日経BP社)
『もう心の病とサヨナラしませんか』

肯定する力で人生を豊かに生きるための「広岡式」肯定的体験療法 

著者 : 広岡清伸
発行:22世紀アート 2022年

<本のご紹介>

最新の薬物療法と、強化された肯定的体験療法を取り入れ、大人の発達症への対応も新たに追加。心の病からの回復を支える実践的で希望のある治療アプローチをまとめた一冊。

本書は、2006年に日経BP社より刊行された『広岡式心の病の治し方』の電子書籍版です。初版刊行から15年以上の臨床経験を通じて得られた新たな知見を反映し、加筆・改訂を行っています。

 

薬物療法では、向精神薬の入れ替えや新薬を組み入れました。精神療法では、肯定的体験療法をさらに強化し、代表的な各精神疾患に対する実践方法を詳しくまとめています。また、治療効果を高めるための心構えについても新たに書き加えています。

 

本書では、大人の発達症(大人の広汎性発達症、注意欠陥多動症)を新たに追加しました。心の病からの回復を目指す方、そのご家族、支援者の方々に、実践的で希望に満ちた治療アプローチをお届けします。

 

肯定する力を育むことで、人生をより豊かに生きるための道筋を示す一冊です。

『もう心の病とサヨナラしませんか』
広岡クリニックのロゴ

神奈川県横浜市港北区綱島東1丁目5-6
ボヌール綱島301号

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